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執筆者の写真將詞 橋本

水尾での柚子収穫イベント

 収穫イベントと書きましたが、ある加工業者さんが主催され、9年目になるそうです。始まりは、自社の社員研修として提案したの始まりでした。

 最初は、自社の社員さんだけで柚子の産地である水尾に出向き、収穫の手伝いをする。木になっている柚子を収穫するだけと思えるでしょうが、まずは、水尾という場所に行ってみるとたどりつくまでの道筋に驚きます。京都の観光地として有名な嵐山、嵯峨の奥へ行くと自動車一台しか通れなさそうな道があり、その坂道を登ると、六丁峠。そこから延々と山道が続きます。20分ほど走ると、ほっと一息、JR保津峡駅。そこからさらに山道を4キロ程度。柚子発祥の地として有名な水尾の里へ。

 見渡す限り山ばかり、その山肌に黄色い果実、それが柚子です。平らな土地はなく、すべて山肌に植えられています。その中での収穫作業。さらに、柚子の木は棘がすごい。軍手程度では意味をなしませんし、足元もスニーカーなら貫通します。


 そのような地域であるからこそ、しかも、水尾の柚子がやはり最高品質だからこその自社での研修でした。それが今では、その取引先さま企業からの参加も増えて、今年は56名もの方が参加されたらしいです。


 そこで、私がこのイベントの一番素晴らしいと感じたこと、それは、その収穫体験を受け入れておられる生産者が一番うれしい顔をされていること。


 常々、生産者と消費者の距離が遠くなりすぎた・・と話をしています。市場流通・委託販売は、生産者の顔を見えにくくしてしまっていました。だから、生産者がどんなに情報を市場に発信しても届かない、もどかしい、やりがいにつながらない。


 あの笑顔をみると、本当にそのとおりだと思います。そして、このイベントの素晴らしいこと。企画された会社の社長は、いつか一般の方にも参加を・・そうなれば、もっと広がりをみせることができる、参加させていただいて、本当に感謝感謝の一日でした。




 

画像は、そのイベントを企画された社長さんから教えてもらった飲み方。


これは反則です。(笑)


柚子の上部分だけ輪切りして、実を繰り出し、そこに日本酒を。。。



柚子は、実よりも皮に香りあり。


格別の日本酒となりました。





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